〜ごあいさつ〜
□写真はエゴノキの花と、枝先に実る白いエゴノミ□
この度は江古田明和会に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
私たちについて、すこし紹介させてください。
平成が始まる頃。
それまでこころの病(統合失調症や気分障害、発達障害)をもつ方が
働ける場所、通える作業所(現在の就労継続支援B型事業所)はほとんどありませんでした。
そんな中、江古田明和会の前身、『えごのみ共同作業所』は1989年、
練馬区旭丘1丁目の千川通り沿いに産声をあげました。
立ち上げたのは、地域精神保健福祉の専門家ではない
「フツーのおじさん」たち。
それゆえ、立ち上げ当初は当時の地域精神保健福祉の
「常識」とはかけ離れた作業を導入していきました。
全国各地の作業所から取り寄せた製品を、
利用者(メンバー)が接客して販売する
店舗型の作業所『ショップえごのみ』の開店。
メンバーが売り子になり、人出の多い夏祭りなど
地域のお祭りなどへ出店する販売活動。
学校や講習会などの場でメンバーが大勢の人を前に
体験談や意見を発表するキャラバンなど。
こころの病を持つ方に、対人交流が多い場は
ストレスになってしまい、かえってよくないのでは?という
専門家からの反対の声もあった頃。
新しいチャレンジの中で、メンバーさんたちは
それまでにない経験と自信をつけ、新しい『居場所』を見つけていかれました。
あれから約30年。
□イラストは明和会のシンボルマークである『えごの実』□
私たちは常に利用者(メンバー)さんの方を向いた支援を行い、
利用者さん個々を大切にした支援を行ってまいります。
ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
職員一同